超RIZIN.2
先日行われた「超RIZIN.2」。1日にして人生の明暗がハッキリするのは残酷でもありながら超クールだと個人的に思っています。
格闘技の技術的なことは分からないながらも『カラダの動きを見る』という観点から真剣勝負の世界、色々なことを感じ取ることができます。
勝負の分かれ目とは?
このレベルになると勝っても負けても『賛否両論』あるわけでこんな意見がありました。
片足タックル全く反応できてないな
どんだけ早いんや pic.twitter.com/hGB0hSdqM4— まくれが🇮🇪🦄 (@MAC_MMA_) August 2, 2023
勝負事である以上、必ず結果がともなう中で負けた時こそ思うことが必ず2つあります。
2つの疑問
- 相手の実力がホントに優っていたのか?
- 自分の実力は出し切れていたのか?
まず1つ目、相手の実力が本当に優っていたのか?
ファイトスタイル・テクニック・メンタル...
数々の要素が絡み合い、勝敗を左右する世界だと思うが対戦相手が、そのすべての面でホントに上回っていたのでしょうか?
2つ目の観点は、朝倉未来選手自身が自分の実力を全て出し切れていたのか。
過去の試合やトレーニングの成果、彼自身の精神的な状態やコンディション、そしてその日の調子。
これらの要素が深堀りできたら面白いと個人的に思ってる中で情報量が少ないながらも確実に感じたことがありました。
MMA、RIZINの日本のシーン、一時代を築き上げた男して朝倉未来選手の試合は格闘技ファンにとっても大きな注目の的となっているのはたしかでしょう。
ケラモフ スタンドからの脚取り上手い!
あとRIZINって肘OKなんですね😅
朝倉さん残念…#朝倉未来VSケラモフ pic.twitter.com/2dz6jK7mp7— ドラゴン (@tigergood1016) July 30, 2023
彼の動き1つ1つが、数多くのファンの心を掴んできたことは間違いないと外野の人間ながらも強く思っています。
彼が敗北した理由は何だったのでしょう?
理解すべきこと=実行すべきこと
先日、とあるプロフェッショナルな方とサッカーの試合観戦に行ってきたんですが、そこでも同じことを感じました。
今、理解すべきことを理解できておらず実行できていない。理解できていたとしても解像度を上げて実行できる環境がない。
ここでよくアスリートにありがちなのが「筋トレで鍛えることでパフォーマンスアップする」という誤解。これはカラダの専門家からしたら優先順位で言うと二の次三の次の段階。
この常識のようで非常識がまだまだ浸透されていない。
もしくは頭では理解できているが、それを解像度を上げて実行することができない・できる環境がないのが現実です。
競技スキル取得にコミットしすぎると『再現性が担保されない』状態になる。これを世の中ではコンディション不良・能力低下・老い・引退と表現しがち。
言っていることが頭で理解できていても、それを体現できている人間はそういないし、それを体現させられる人間もまたそういない。 https://t.co/bEr1M1MgcH
— たくみ@ 鍛える < 整えるプロ (@TOTONOERU_PRO) August 6, 2023
まさにこの格闘家が話している「自分のカラダを思うように扱えるようになること」が最優先。
トップアスリートを突き詰めれば突き詰めるほどパフォーマンスの維持=『再現性の担保』は必須。
そしてこれを実現するのが『身体操作スキル取得』。
競技スキル取得・筋トレが二の次三の次というのはこれが理由です。
未来選手の動きを見て思うこと
前置きが長くなりました。僕は格闘技に詳しいわけでないですが前回の牛久選手試合との圧倒的は違いを個人的解釈で2つ感じることがありました。
2つの違い
- 左側の軸が通っていないこと
- 判断スピードの低下
1つ目、左足・もしくは腰を痛めているんでしょうか?左のカラダの軸が明らか通っておらずこれでは出力を高めようと(力を入れようと)思っても、腰が強いと言われていても『力』が入るわけがありません。
2つ目は、これは目から情報が入ってから頭で処理をしてカラダが動くまでの速度の話。仮に1つ目が当てはまるのであれば動きは鈍くなるのは必然。
特段、相手のスピードが速いようには見えなかったというのが個人的な解釈です。
違う結果を得るためには?
練習再開🔥 pic.twitter.com/STuWg4LAuy
— 朝倉未来&萩原京平ファン (@Y7jxGMdvEJxZ7su) August 2, 2023
自分が思っていたものとは違う結果が出た場合、『今まで(前回)から何かを変えなきゃいけない』と表現すると多くの勘違いは『補うこと』をしてしまう。大切なのは『添削』です。
60点しか取れなかった勉強法を繰り返せば、次のテストも60点以上になる可能性は極めて低くなります。
朝倉未来選手で言えば、まずやるべきは【ウエイトトレーニング】でも【競技スキルを高める練習】でなくコンディション・身体操作スキルをそれぞれを高める『促通運動』です。
これまである程度の結果を残してくると、言い方を変えると「残してしまう」とこの解像度を上げて再現性を担保することを無視しがちになり感覚値だけで時間を積み重ねてしまいます。
そうすると大変なことはスランプに陥ったときに解決・改善の糸口がなかなか見つけられない状態になること。
これはとてももったいなく持ち合わせたポテンシャルを飼い殺している状態。
彼の類稀なる才能をリスペクトしているこそ60点の修正ではないことを願いながらこれからの活躍を期待しています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事を通じて「新たな視点」や「思考のキッカケ」を掴んでいただけたら嬉しいです。
常に挑戦し自分を磨き続けることで『未来』は無限に広がります。
より高みを目指している方はぜひセッションでお会いしましょう!